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犬がリンパ腫に…抗がん剤に頼らず治療する方法を知っていますか
2026/08/19
癌や腫瘍

愛犬がリンパ腫と診断されると、大きな不安やショックを抱えますよね。「抗がん剤治療しかないのか」「愛犬に苦しい思いをさせたくない」と、悩む方も少なくありません。


免疫細胞が暴走して起こるリンパ腫は完治が難しく、西洋医学では症状を抑えるのを目的とした治療が一般的ですが、体への負担や抗がん剤のリスクがあります。


ただし、リンパ腫の治療の選択肢は一つではありません。東洋医学の漢方薬治療なら、体のバランスを整え、生活の質(QOL)を維持しながら穏やかな時間を伸ばせる可能性があります。


本記事では、犬のリンパ腫に関する基礎知識とあわせて、抗がん剤治療に頼らない治療の選択肢を解説します。


犬のリンパ腫とは?原因を東洋医学的に解説します

犬のリンパ腫は血液のガンの一種で、全身のリンパ節や器官に症状が現れるのが特徴です。原因は解明されていませんが、東洋医学では「免疫異常=免疫細胞の暴走」と考えます。重い暴走が起きる前に、体全体のバランスを整えてあげることが大切です。


犬のリンパ腫とは

リンパ腫は犬に多い悪性腫瘍の一つで、リンパ球ががん化する病気です。血液の細胞である白血球ががん化するため、体のさまざまな部位に発生する可能性があります。発生した部位によって、以下のように分類されます。


種類 特徴
多中心型 犬のリンパ腫全体で、最もよく見られるタイプ。
体表にある体表リンパ節が腫れ、食欲不振や元気消失など、他の疾患でもよく見られる症状が多い。
消化器型 消化管リンパ組織、リンパ節が腫れる。
消化器症状が見られる。
縦隔型 左右の肺に挟まれた胸腔内にある前縦隔、胸腺周辺のリンパ節が腫れる。
咳や呼吸困難などの症状が見られる。
節外型 どのタイプにも属さない、皮膚や目にできたリンパ腫。

犬のリンパ腫は完治を目指すのは難しく、症状を抑えながら、普通の生活をできるだけ長く送るためのケアが中心になることが多いです。


参考:北海道大学動物医療センター外科 / 腫瘍診療科「動物の腫瘍 インフォメーション・シート②」


犬のリンパ腫でよく見られる症状

発生部位によって症状が異なる犬のリンパ腫ですが、以下のような症状は、共通してよく見られます。


・リンパ節の腫れ(首や脇の下の腫れ)

・食欲低下

・元気がなくなる

・体重減少

・嘔吐

・下痢


初期は症状がなく、普段と変わらない様子であることが多いため、見た目では気づきにくいのが特徴です。普段から愛犬の体に触り、体表やしこりなどの変化をチェックすることが、早期発見・治療につながります。



リンパ腫になる原因は?

犬がリンパ腫になる明確な原因は、現在も解明されていません。現時点では、遺伝・環境要因・免疫機能との関係などが複雑に絡み合って発症すると考えられています。


一方で、「免疫異常による炎症に近い」と考えるのが東洋医学です。免疫異常=免疫細胞の暴走であり、軽ければ炎症、重い場合はどんどん増えてリンパ腫になります。


つまり、リンパ球が増えるとリンパ腫、肥満細胞が増えると肥満細胞腫組織球が増えれば組織球肉腫になります。重ければ重いほど、炎症よりも暴走を止めるのが難しくなるため、そうなる前に体のバランスを整えてあげることが大切です。


犬のリンパ腫にはどんな治療法がある?西洋医学と東洋医学を比較

西洋医学で行う犬のリンパ腫の治療は、抗がん剤治療で症状を抑えるのが一般的です。一方で東洋医学では、崩れた陰陽のバランスを整え、生活の質(QOL)を維持しながら進行を抑えることを目指します。


西洋医学で行われるリンパ腫の治療

完治が難しい犬のリンパ腫は、症状を抑えるのを目的に、複数の抗がん剤を使用する化学療法や、ステロイド治療を行うのが一般的です。また、腫瘍が局所的にあるなどの特殊なケースの場合は、放射線治療や外科療法を行います。


化学療法の場合、薬の副作用で食欲低下や下痢、白血球の減少、貧血などの症状が起こる可能性があることも理解しておきましょう。また免疫が著しく弱ってしまうために、さらに炎症細胞の暴走を止めることが難しい状態になります。その結果、寛解してもまたすぐ再発してしまうことが多いです。


東洋医学ではリンパ腫をどう考えるのか

東洋医学ではリンパ腫に限らず、どのような病気でも「陰陽のバランスが崩れていること」が原因と考えます。


車で例えると、陽=アクセル・陰=ブレーキの関係です。つまり、暴走している場合は以下の状態であることが考えられます。


・アクセル(陽)が強すぎる

・ブレーキ(陰)が効かない

・その両方


特にがんになる場合は、ブレーキ(陰)がうまく働いていない、つまり弱っていることがほとんどです。その子の状態を見極め、その子に合った方法でバランスを整えてあげることが、生活の質(QOL)の維持とこれからの病気の予防につながります。


漢方薬治療で目指すこと

東洋医学の漢方薬治療では、

・免疫のサポート

・体力や食欲の維持

・炎症のコントロール

・生活の質(QOL)の維持

などを目指します。


漢方薬治療で崩れた陰陽のバランスを整えることで、自然とブレーキが効くようになり、暴走が止まるようになることを目指します。暴走が落ち着いてくると、まずは炎症、その後にさまざまな症状が落ち着いてくるため、生活の質(QOL)も維持できるでしょう。


そこからさらに暴走を止めることができれば、進行を抑え、腫瘍が小さくなり、寛解することもあります。


実際に、悪性リンパ腫で当院に来院した症例では、漢方薬治療を始めてから腫瘍が徐々に小さくなり、9ヶ月経った頃の検査では「リンパの流れもよく、キレイです。問題ありません」という結果でした。


また、漢方薬治療の嬉しい副作用として、免疫と体質が改善され、これまで悩まされてきた夏場の湿疹や肝炎、膵炎なども防ぐことができました


症例紹介:ハルペッツ神戸「悪性リンパ腫で治療しているキャメロンちゃん」


愛犬がリンパ腫になっても穏やかに過ごす方法はある

犬のリンパ腫のケアで大切なのは、病気だけを見るのではなく、「体全体を診る」ことです。抗がん剤を使う場合でも、漢方薬で体質や免疫を整えることで副作用を抑え、薬の効果を高める効果が期待できます


リンパ腫は体全体を診ることが大切

犬のリンパ腫は病気だけを治そうとすると、ステロイドや抗がん剤などによって、原因である免疫をさらに弱くさせ、今まで以上に暴走しやすい状態になってしまいます。そのため、病気だけでなく、「体全体を診る」ことが大切です。


漢方薬で免疫や体質など、体全体のバランスを整え、結果的に病気が落ち着くのが理想といえるでしょう。それが難しい、抗がん剤を使用するといった場合でも、漢方薬で体全体のバランスを整えることで、副作用を抑えながら薬の効果も出やすくなります。


ご家族ができること

愛犬がリンパ腫になったら、ただ治療を行えばよいというわけではありません。まずは、日頃から食欲や体調の変化を見守り、小さな変化にすぐに気付けるようにしておくことが大切です。特に、抗がん剤治療などをしている場合は、副作用による急な変化に注意しましょう。


また、体調が悪い、体力が落ちているといった場合は無理をさせず、ゆっくり過ごせるように環境を整えておくのがおすすめです。不安や疑問がある際は一人で抱え込まず、獣医師などに相談し、穏やかな気持ちで過ごせるようにすることが、愛犬の安心感にもつながります。


かけがえのない時間を守るために

愛犬と過ごすかけがえのない生活を守るためには、生活の質(QOL)が欠かせません。延命だけに目を向けるのではなく、おいしいご飯を食べたり家族と遊んだりするなど、その子らしく過ごせる時間を守ることが大切です。


かけがえのない時間を守るためにも、どのような選択肢があるのかを知ることから始めましょう。西洋医学の抗がん剤治療だけでなく、体への負担が少ない東洋医学の漢方薬治療など、幅広い治療法を知ることが家族の安心につながります。


犬のリンパ腫に関してよくある質問


Q1. 犬のリンパ腫は治りますか?

現時点では完治が難しく、症状を抑えて延命を目指すケア(抗がん剤やステロイドなど)が中心です。東洋医学の漢方薬治療では、体全体のバランスや免疫を整えることで、腫瘍の進行が落ち着き、小さくなった症例もあります。ただ症状を抑える治療を続けるのではなく、その子の体質に合った治療法を選ぶことが大切です。


Q2. 犬のリンパ腫は抗がん剤以外の治療法もありますか?

抗がん剤以外にも、東洋医学による「漢方薬治療」という選択肢があります。体への負担が少なく、免疫や体力の維持、炎症のコントロールを行うことで、食欲や元気を保ちながら生活の質(QOL)高められる可能性があります。


Q3. 漢方薬は抗がん剤と併用できますか?

はい、併用可能です。抗がん剤を使う場合でも、漢方薬を併用することで抗がん剤の副作用を和らげ、低下しやすい免疫や体力をサポートする効果が期待できます。体全体のバランスが整うことで、薬の効果も引き出しやすくなり、治療を継続しやすくなります。


まとめ|犬がリンパ腫でも諦めないで!QOLを保つ治療法とは

愛犬がリンパ腫と診断されると、ショックと不安で医師に言われるがまま治療を進めてしまう方は少なくありません。一般的な治療法の抗がん剤治療以外にも、体への負担を抑えて体質のバランスを整える東洋医学の「漢方薬治療」という選択肢があります。


病気だけを見るのではなく、「体全体を診る」ことで、副作用を抑えながら生活の質(QOL)を維持できる可能性がある方法です。


その子の体質にあった治療法を知ることは、不安を和らげ、後悔のない選択につながります。愛犬と過ごせる穏やかな日常を少しでも長く守るためにも、その子の体に合ったケアを見つけてあげましょう


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