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- 犬が耳をかゆがるのは外耳炎のサイン?注意したい症状と繰り返さないための選択肢
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- 2026/04/07
- 皮膚の症状
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愛犬が耳をよくかいてる、耳の臭いが強くなった気がするなど、些細な変化に不安を感じていませんか。犬の外耳炎はよく見られる病気ですが、再発を繰り返しやすく、通院が長引くケースも少なくありません。
放置すると症状が悪化し、治療が難しくなるリスクがあるため、早期発見と治療開始が重要です。愛犬からのサインを見逃さないためにも、外耳炎のサインを確認しておきましょう。
本記事では、外耳炎の主な原因や治療の流れ、日常ケアのポイントを解説します。治療を続けても改善しない場合は、体質から見直す漢方薬治療の可能性もチェックすると良いでしょう。
犬の外耳炎でよく見られる症状と放置するリスクを解説
犬の外耳炎は、耳の入り口から鼓膜までの外耳道に炎症が起こる一般的な病気です。適切な治療を行わなければ、症状の悪化や慢性化のリスクが高まります。
早期診断と治療につなげるためにも、外耳炎が起こる原因やよく見られる症状をチェックしておきましょう。
外耳炎の原因
犬の外耳炎の原因は一つではありません。以下のような要因が絡み合い、発症や悪化につながっていることがほとんどです。
・アレルギー性皮膚炎
・細菌やマラセチア感染
・寄生虫
・耳の中の異物
・高温多湿の環境
・耳掃除で傷がついた
・腫瘍
どれか一つの原因を取り除いたとしても、他の要因によって外耳炎が治らない、ということも少なくありません。
細菌やマラセチア感染などの場合、アレルギーや免疫力の低下によって、炎症が起こり2次的に感染している可能性があります。再発を繰り返しているのであれば、ただ炎症を抑えるだけの治療ではなく、体質や免疫を整えることも大切です。
また、耳の中に毛が多い、垂れ耳などの身体的要因が外耳炎の原因になることもあります。次に解説する症状をチェックして、愛犬の行動の変化などに気付けるようにしておきましょう。
外耳炎が疑われる症状と放置するリスク
犬が外耳炎になると、以下のような症状や行動が見られます。
・耳を床にこすりつける
・頻繁に耳をかく
・頭を振る
・耳垢が異常に多くなる
・耳が赤くなる
・耳から臭いがする
外耳炎は再発しやすく、慢性化すると治療が難しい病気です。また、放置すると中耳炎や内耳炎に進行し、難聴などを引き起こす恐れがあります。
耳をかく回数が増えたり、普段と違う行動が見られたりしたら、早期に動物病院を受診しましょう。
繰り返す犬の外耳炎は改善を目指せる!?治療の選択肢を知ろう
再発しやすい犬の外耳炎ですが、その子の症状に合った治療法を選択できれば、改善を目指せる可能性があります。愛犬も飼い主も大変な治療だからこそ、どのような選択肢があるのかを知ることが大切です。
ここでは、外耳炎の基本的な治療の流れと併せて、繰り返す症状の改善を目指す治療の選択肢を解説します。
西洋医学で行う検査と治療のステップ
犬の外耳炎が疑われたときは、まずは耳鏡検査(耳の内部を診察)や耳垢検査(細菌やマラセチアなどの感染の有無)を行われます。細菌の種類が特定できれば、効果のある治療薬や抗生剤で治療します。
他の要因が疑われる場合は、耳内視鏡やアレルギー検査、X線検査、CT検査などがおこなわれることもあります。検査後は、耳洗浄・点耳薬・内服薬・外科治療など、原因に応じた治療で改善を目指します。
再発しやすい病気だからこそ、根本原因の特定が重要です。原因を取り除ければ完治を目指せる可能性はありますが、アレルギーやホルモン疾患の場合は難しいことがあります。
外耳炎を何度も繰り返す場合は、根本からの改善を目指せる治療を検討するのも一つの方法です。
症状を繰り返すなら漢方薬治療の選択肢も
西洋医学では、症状を抑える治療が一般的です。しかし、ただ症状を抑えるだけだと、「薬で症状が緩和されても薬を止めると再発してまた投薬を始める」という流れを繰り返します。
長期間の投薬は体のバランスや免疫が乱れる要因となり、他の疾患も引き起こしやすくなるのです。漢方薬治療なら、根本的な原因にアプローチすることで、改善を目指せる可能性があります。
特に、外耳炎はしつこく繰り返すことが多い疾患のため、漢方薬治療と点耳薬の併用で体の内側と外側からアプローチするのが向いている犬も多いです。繰り返す外耳炎に悩んでいる方は、まずは相談だけでもしてみるとよいでしょう。
治療を進める際の注意点
再発しやすい犬の外耳炎は、西洋医学と東洋医学のどちらの場合でも、継続的な治療が大切です。愛犬が元気そうだからと自己判断で治療を止めると、慢性化や症状の悪化につながります。
愛犬の様子が普段どおりに戻ったとしても、獣医師が薬を止めると判断するまで、治療を行いましょう。
症状によっては西洋医学と東洋医学の併用が効果的なケースもあるため、担当の獣医師と相談するのがおすすめです。
犬の外耳炎を悪化させないために…今日からできる日常ケアのポイント
犬の外耳炎の悪化を防ぐには、日常のケアが欠かせません。ここでは、今日からできる日常ケアと注意すべきポイント、体質改善の可能性について解説します。
定期的な耳掃除と状態チェック
犬の外耳炎を悪化させないためには、定期的なケアが大切です。
・耳の毛が多い犬は定期的に耳の毛をトリミングする
・定期的に耳掃除をする
・耳周りの状態をチェックする
普段から耳を触られることに慣れさせておき、耳掃除や状態チェックをストレスなくできるようにしておくとよいでしょう。
また、耳掃除をする際に綿棒を使用すると、耳垢を奥に押し込んだり皮膚を傷つけたりするリスクがあります。コットンやガーゼ、犬の耳用掃除シートなどで目に見える範囲の汚れを落とす程度にしておきましょう。
湿気や異物に注意する
犬の外耳炎は、高温多湿が要因になることもあるため、空調などで過ごしやすい環境を整えてあげましょう。
シャンプーや水遊びの際は耳に水が入らないように注意し、終了後はしっかりと乾かしてあげることが重要です。また、散歩後は耳の入り口などを確認し、汚れなどが見られたら優しく拭き取りましょう。
体質改善で症状が緩和することも
アレルギー性皮膚炎や体のバランス、免疫力の低下が原因で外耳炎が起こっている場合、体質改善によって症状が緩和する可能性があります。
漢方薬治療で体のバランスを整えて免疫力を向上できれば、細菌が繁殖しやすい環境が改善し、症状の緩和を目指せるでしょう。特に、慢性化している、再発をくり返す犬に有効と考えられる治療の選択肢です。
犬の外耳炎でよくある質問
Q1.犬の外耳炎は自然に治りますか?
何度か処置することで自然に治ることはありますが、繰り返す場合は体質や免疫に原因があるかもしれません。同じ治療を続けても症状が改善されない場合は、漢方薬で根本的に改善してあげるのが良いです。
Q2.犬の外耳炎の治療で、漢方薬治療を取り入れるメリットはなんですか?
原因として考えられている細菌感染やマラセチア、毛などは、あくまでも二次的に感染して、症状を悪化させる要因であることが多いです。そのため、それらに対する処置をしても何度も繰り返す場合は、体質や免疫の状態に問題がある可能性があります。漢方薬で根本的に治療してあげると、繰り返すのを防げます。
Q3.通院が大変です…。通院回数を減らし、漢方薬治療や日常ケアで治すことはできますか?
何度通院しても結局根本的な原因を治療できていないことが多いです。そのため、なかなか治らなくて再発や通院を繰り返すことになります。漢方薬では、根本的に治療できるため、耳の処置をする必要がなくなり、お家でも治療を進めることが可能です。その結果、通院回数を減らすことにつながります。
まとめ|犬の外耳炎は早期治療と繰り返さない体づくりが大切
犬の外耳炎は、単なる耳の汚れではなく、アレルギーや免疫力の低下などが要因の可能性があります。放置すると、中耳炎や内耳炎などの重症化リスクが高まるため、適切なケアと早期発見がとても重要です。
一般的な治療を続けても再発を繰り返す場合は、体質改善や免疫力向上を目指す、根本治療で改善できるかもしれません。
その子の体質に合ったアプローチを組み合わせることで、慢性化や再発を防げます。愛犬の耳の健康を守るためにも、治療法を見直してみませんか。

















