ブログ

肝炎の漢方薬治療
2022/05/01
腎臓や肝臓などの内臓疾患
ALP(GPT)や AST(GOT)が上昇する 肝炎 の治療はやはり字の如く肝臓の炎症なので、炎症を抑えることができなければ、利胆剤 やビタミン剤を使ってもなかなか改善してくれないことが多いです。しかし、西洋治療で炎症を抑える薬はステロイドや免疫抑制剤など肝臓や免疫に負担をかけるものしかないので治療に困ることが多いです。
特に数値が著しく上昇したり、#黄疸 を伴うような強い炎症がある場合は、ステロイドを使わなければ炎症を抑えられないですが、その副作用でまた肝障害が悪化してしましまいます。
しかし、肝機能を改善しながら炎症の治療ができる漢方薬治療は、急性及ぼ慢性肝炎の治療にもよく効いてくれることが多いです。
ラバーちゃんは漢方薬治療で肝臓の数値は改善していき新記録を更新中です。
カールちゃんも黄疸になってから、肝臓の数値はずっと高くて測りきれませんでしたが、漢方薬を始めてから改善してきてくれました。
犬の慢性肝炎で漢方薬治療しているカールちゃん

エースちゃんも急性肝炎からすぐに漢方薬治療をして順調に落ち着いてくれました。
また胆泥症も同じように漢方薬治療でよくなってくれることが多いです。
ゼリー状の胆汁が胆嚢に詰まり手術しかないと言われたプチちゃんでしたが1ヶ月漢方薬を飲んで胆泥の量が減ってきました(エコー写真)。
胆泥症 は基本的に炎症体質の子が多く、体質改善で胆泥が減ってくれることが多いです。炎症が胆汁の成分に影響していると考えられますので、胆泥がとても多かったり、ゼリー上に固まっている場合は特に炎症を抑えることができなければ、治療は難しいと思います。


一覧に戻る