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気候の体調への影響
2020/10/03
治療方針、その他
ようやく気候が安定して、過ごしやすい季節になってきましたね。
今年の9月は厳しい残暑に加え、台風や気圧の不安定さもあり、
先日の整体でも体調を崩しがちだったという子たくさんいました。
病気で戦っている子たち、なかでも整体が必要な骨格の弱い子は気圧を含めた気候の影響を受けやすいです。

なので、必ずしも症状の悪化が病状の悪化とは限らないということが、無理やり症状を抑える西洋医学と違い、
自然に症状の改善を目指す漢方薬治療の難しいところでもあります。

ただ、人の胃腸では気象病・天気痛外来が一般的になりつつあり、気候との関連を記録するアプリが医大で開発されたりと、気象と天気との関係が認識されてきています。
これらの影響を考慮して治療しなければ、必要以上の薬に頼らざるを得なくなるからです。


低アルブミン血症で漢方薬治療しているリアンちゃんも、脊椎空洞症があることもあり、天候の変化にはとても敏感に反応します。
雨を予想する精度は天気予報よりも当たるくらいです。
しかし、そのことは今のかかりつけの先生に言っても未だに鼻で笑われてしまうようです。


なので、やはり季節の変わり目など天気が不安定な時期は、まだ調子を崩すときもありますが、
そのときだけは無理せずに、必要に応じてステロイドを使ってあげれば、普段はステロイドを使わずに漢方薬だけで十分体調も数値も維持することができています。

調子が悪く鼻の毛が薄くなってしまっていたときのリアンちゃん(2020年5月)

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